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新卒でベンチャー企業への就職をお勧めしない理由100選

  • 執筆者の写真: admin
    admin
  • 2017年12月16日
  • 読了時間: 4分

更新日:2017年12月17日

こんにちは、ジャス太郎です。本日は、お手紙でいただいた質問にお答えします。

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こんにちは、ジャス太郎です。


本日は、社畜役員倶楽部宛にお手紙を頂いたので、お答えしようと思います。


”ジャス太郎さん、こんにちは。

私は大学3年生で就職活動を控えています。自分で言うのもなんですが、結構いい大学に通っています。サークルの先輩から、就職活動に有利だからと、インターンを勧められ、ベンチャー企業でインターンとしてアルバイトをしています。

そのインターン先では、優秀が故、内定を出すからこのまま就職しないか?と勧められて、就職活動をして大企業に就職するか、ベンチャー企業に就職するか、迷っています。

そこで、社畜役員であられるジャス太郎さんに質問です。

私は、ベンチャー企業に就職した方が良いでしょうか。それとも大企業に就職した方が良いでしょうか。

よろしくお願いいたします。

ジャ●子”


ジャス子さんこんにちは。

さて、僕の回答は「大企業に行ける優秀さがあるなら、大企業に行け!」 以上です。


理由を知りたいですか?

そうでも無いですか・・・。





まず、僕の大学卒業後のキャリアはざっくりこんな感じ。


一流大学→証券(セールス)→PEファンド→証券(IBD)→ベンチャー企業(CFO)


あなたのゴールは何でしょうか?


ここでゴールは、一旦、お金を稼ぐこととしましょう。

(もちろん色々な夢や目標がありますが、わかりやすいのでお金を軸に語ります。)


その上でベンチャー企業に新卒で就職すべきではない理由を挙げていきます。




新卒でベンチャー企業への就職をお勧めしない理由100選

①出世の道がない

  • ベンチャー企業は、基本社長の意思決定により動く会社です。結果を出しながら、社長に気に入られることが重要です。

  • ベンチャー企業は、成長していく過程で専門性のある転職者に頼ります。つまり、出世するためには、その転職者と戦わなければなりません。もし、あなたがCFOを目指そうすると、ゴールドマンサックススの出身者や、大手監査法人の公認会計士みたいな転職者と戦う必要があります。


②年収水準の問題

  • 『週刊ダイヤモンド』などに掲載される、年収ランキングを参照してみてください。大企業や専門性の非常に高い会社がランキング上位にあります。それと比較して、新卒で就職しようとするベンチャー企業の年収はどうでしょうか?

  • また、大企業では福利厚生などが充実しており、家賃補助等を考慮すると実質年収はもっと高いです。

  • ベンチャー企業で、高い年収を得ることができるのは、基本的に役員クラスです。

  • 一部、年収水準の高いベンチャー企業もありますが、営業にかなり依存したツーブロックゴリラばかりの動物園である可能性があります。



VCや事業会社から出資を得ている伸びている(風)の会社だったら、良いのか?

では、出資を得ている伸びている風の会社であれば、年収も上がってくるし上場会社勤務のステータスだってあるし、いいんじゃないか?それに対しては、下記の通り。


③EXITの経済的恩恵が少ない


べンチャー企業が成功と言われる瞬間は何でしょう?

それはIPOやM&Aです。(わからなければ、調べやがれ!)


では、IPOやM&Aに際して、儲かるのは一体誰か?

会社は「株主」のものですから、株を持っている人が、IPOによって何十億円の株式資産になったり、M&Aで何兆ジンバブエドル換算の現金を手に入れたりします。


それでは、株主は誰?

ベンチャー企業では、社長が過半数以上を保有していることが大半です。

創業時の取締役全員で過半数を持っていることもあります。


つまり、IPOやM&Aで儲かるのは、株式を保有している社長や役員が儲かるだけであって、従業員には恩恵がありません。(株を保有している場合は除く。)


ストックオプション(SO)があるじゃないか。と聞こえてきそうですが、平の従業員に割り当てられるストックオプションなんてタカが知れています。(ストックオプションがわからなければ、ググってください。)


では、上場時にストックオプションを持っている人は誰でしょう?

ベンチャー企業の上場時の目論見書を見ればよくわかります。(wanteッドリーは、SOをほぼ割当してませんので、参考になりません。)


ストックオプションをたくさん持っている人は、取締役やマネジメントメンバーです。


なぜか?


採用、特に役員やマネジメントの採用で、交渉材料として使われるからです。


例えば、年収1500万円の専門職を採用したいと思います。

ベンチャー企業は1500万円も給料を出せません。

そこで、こんな交渉をします。

「年収は800万円が限界なんですけど、ストックオプションを700万円分割当するので転職してもらえませんか?加えて、役員待遇で毎年ストックオプションを割当しますので。」(数字は適当)


はい、たくさん SOを持ってる取締役の出来上がりです。


長くなりましたが、説明の通り新卒の平従業員の経済的な恩恵は、ほとんどありません。



以上から、お金を論点にした場合にベンチャー新卒はオススメをしません。

100選は面倒なのでこのくらいで。


もちろん、さまざまな観点から、ベンチャー企業に就職することは否定しませんが、

ジャス太郎オススメのキャリアプランは、


一流大学卒

→大企業(専門性・実績を身につける)

→ベンチャー企業(CXO待遇で)



現場からは以上です。


 
 
 

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